空海の軌跡
お恥ずかしながら、学生時代は歴史に全くの興味がなく、
かの有名な真言宗の開祖空海のことも”テストに出るキーワード”として認識していました。
最近、鶴太郎さんがヨガを極められてTVに出演されていた際に、
「尊敬できる人はブッダと空海」と言っていたり、
いつかレッスンを受けてみたいヨギーのDONIさんという方が空海の建てた高野山のリトリートを開催していたりと、
空海て誰???という疑問が強くなっていました。
Amazonプライムビデオでふと「空海」というタイトルが目に入り、
何かの偶然!と、結構古めの映画を見ることに・・・!
北大路欣也さんがお若い時の映画のようで、当時としては破格の12億円を投じてつくられた作品・・・!
「宗教」というと、日本人からは遠い存在ですし、
逆に仏壇やお参りなど日常生活や楽しいイベントとして文化に溶け込んでいることもあり、
改めて向き合うと異物として反応してしまう気がします。
(今までの私は特に)
それに、歴史上の偉人というと、アニメのスーパースターみたいに、特殊能力をもって生まれた人間離れした存在だと思ってしまう節があります。。
(不勉強度合がばれますね・・一応日本史で大学受験しております汗)
映画を見ながらWikipediaでもその歴史を追いながら空海について学んでいったのですが、
彼は、怪しい宗教の開祖でもなければ、スーパーマンでもなく、
ただひたすら自身の興味があること(密教)を追求し、本質を探ろうとする情熱的な方だったんです。
現代で言うと誰かのためになると信じている研究に没頭する大学教授というところですかね。
山に入って何年も修行しているとき、仏の気持ちを試すために崖から飛び降りたり、
生きては帰れないといわれている遣唐船に乗って中国に渡り、
20年は帰ってきちゃダメよ犯罪よと言われているのに「学んだことを早く国に伝えない方が罪は重い」と判断し勝手に帰ってきちゃったり、
彼の行動力は驚くばかり・・!
そして、中国で密教を学んだあとは、
この世に生きる喜びや幸せの感じ方、その力を自分自身で見つける大切さを、自ら日本中をめぐっては教えていきました。
彼自身は山での修行において、地球と人間の共通点や関係性を深く見つめ、
降り注ぐ太陽や風や海・・・大いなる自然という力がこの地球にあるように、
自分の体内にもその自然と同じように湧き出るようなエネルギーがある、ということを見つけたようです。
そして、それを得るのも失うのも自分の意志次第だよ、と伝えたかったんです。
空海が学び取った「密教」はもともとインド発祥の仏教。
ヨガもそのルーツを同じくして、異なる発展をしたもの。
だから「ヨガ」とも、伝えていきたいことは似てるんだなと思ったし、
宗教だから仏教だからと毛嫌いすることなく、また全てを受け入れる必要もなく、
幸せを感じられる心づくりに必要な要素を、先人たちの教えからも得ては、伝えていけるようになりたいなと思ったところでした。
読書感想文的な文章書くのが苦手なので、リハビリのお相手としてお読みくださいね><
駄文失礼しました汗
おやすみなさい~!